WordPress 5.0 新エディタについての注意点と思うこと
WordPressがメジャーアップデートされて、ビジュアルエディターが大幅に変更になりました、それについて思うことを少し
新エディター
新エディタは直感的な操作ができるようになっています、革新的です。HTMLがわからない人でも直感的な操作でレイアウトの調整等々ができるように。
新エディターになって失ったもの
革新的な新エディターになったことで、誰もがハッピーになったかと言うとそういうわけではありません。特に毎日執筆するような方にとってはちょっと手間が増えたりもしてます
例えば、私なんかはWordpressで生地を書くときは必ずと言っていいほど見出しを複数使います。H2、H3、H4と段落を刻んでいくのですが、文章的に見やすくするためであり、HTMLの特性上のマークアップとして機械的に認識しやすくするためでもあります。
なので旧エディターではショートカットで手軽に見出しを設定できます
ショートカットは「Shift+Alt+数字」でカーソルがある行を見出しに出来ます、しかし新エディターではこういったショートカットが実装されてなくて数クリックして操作します、マウスポインターも移動しなければいけません
集中して執筆しているときは、キーボードに集中して作業をするのが効率的なのです。それが何度も見出しを設定するたびにマウスに持ち替えてとなると少しめんどくさいところがあります。
これは見出しだけに限らず、番号月リストや番号なしリストといったものもショートカットが用意されていません、
新エディターになって気になる互換性
新エディターになったことでギャラリー部分の構造が大幅にかわりました、画像を挿入するときに複数の画像をまとめてギャラリーとして挿入することができるのですが
これが今まではショートコードを吐き出す形でのものでしたが新エディターではHTMLをそのまま吐き出すような形になっていますこの点について今後旧式のものがサポートされ続けるのか?という点について気になる所であります
ショートコード型であれば、テーマの方で一括して様式を変更することが可能ですが。将来的にこのギャラリー部分に変更を加えたいとなったときにひとつひとつ修正する必要性が出てくるようになってしまう可能性がある。
例(最初のショートコードはエスケープするために2重カッコにしてある)
//旧エディター <p>[gallery ids="2300,2299,2296"]</p> //新エディター <!-- wp:gallery {"ids":[2300,2299,2296]} --> <ul class="wp-block-gallery columns-3 is-cropped"><li class="blocks-gallery-item"><figure><img src="http://example.com/wp-content/uploads/2018/01/1861-900x596.jpg" alt="" data-id="2300" data-link="http://example.com/2241/attachment/1861/" class="wp-image-2300"/></figure></li><li class="blocks-gallery-item"><figure><img src="http://example.com/wp-content/uploads/2018/04/1864-900x496.jpg" alt="" data-id="2299" data-link="http://example.com/2285/1864-2/" class="wp-image-2299"/></figure></li><li class="blocks-gallery-item"><figure><img src="http://example.com/wp-content/uploads/2018/01/1864-900x496.jpg" alt="" data-id="2296" data-link="http://example.com/2241/attachment/1864/" class="wp-image-2296"/></figure></li></ul> <!-- /wp:gallery -->
新エディターではショートコードを使わないので、内部処理が減りページの表示の負荷軽減にはなっているとは思われる。
クライアントの操作でレイアウト崩れの原因も?
新エディタでは手軽に画像とうのサイズ変更をエディター上で出来てしまう、それが帰ってレイアウト崩れの原因となる可能性が含まれています。
自分のサイトなら使い勝手がわかっているので問題になることは無いでしょうが、納品しているようなクライアントが更新管理を行う場合には新エディターによる柔軟性は予期せぬレイアウト崩れの原因となりうります。
例えば画像はドラッグで簡単にサイズ変更が出来てしまう、そのままであれば自動的に横幅等に合わせて最大に表示される所、エディター上では最大に見えても最大値ではない所でリサイズが行われてしまった場合はそのサイズが最大サイズとなってしまうため見た目の崩れにつながる可能性がある。
そういった具合で直感的にいろいろ出来てしまうがゆえに予期せぬ結果とえます。
旧エディターは一定期間利用可能
旧エディタはプラグインを導入することで、一定期間利用し続けることが可能となっていますが。それは永続ではありません、いつか終わりが来ますのでいづれにせよ新エディターに乗り換えなくてはいけないタイミングが来ます。
できれば旧エディターという選択肢を継続的に用意していただけると個人的には助かるところではありますが、メンテナンス性などの観点からそれは難しいのでしょう。
新エディターに望むもの
そして、いづれは乗り換えなければ行けない新エディターに対してこういった機能を実装してほしい等の願望ですね。
- 旧エディターで使用可能だったショートカットの導入
- エディターの詳細な機能制限(機能のON・OFF)ができる設定またはプラグインの登場
一つ目については、集中して執筆する場合にはやっぱり旧エディターの見出しやリストなどをショートカットでサクッと変換できる機能が欲しいところです。
そして2つ目のエディター機能の制限は、熟知している方なら良いのですがそうではない方が操作するときに予期しない結果を出さないためにも必要な機能、不要な機能のON・OFFできるような設定項目を用意してもらえると未然にトラブルを回避することが可能です。
新エディターになったことで、Wordpressは1枚だけのペラページなどを作るにはコードエディタとかを使わなくても、とても簡単で便利なものになりましたが便利ゆえの不便もあります、今後の機能改善に期待したいところですね。
匿名
いつもブログ拝見しております。
新エディタ(ブロックエディタですが)、デフォルトのブロック(段落ブロック)のときに## つけるとh2、### つけるとh3になるなど、Markdownに対応しているので、それに慣れると結構便利だなと思ってます。(そもそも私はクラシックエディタでショートカット使ってなかった人間なので順応できたのかもですけど)
管理人
コメントありがとうございます
Markdown記法で見出し化できたんですね、勉強不足でした。
慣れていくしかないので、今度試してみます!